XM Tradingでは、いくつか口座を選んで取引をすることが可能です。
XMでは3タイプの口座が提供されており、トレーダー事によって使い分けている傾向にあります。
本記事では、XMで最も人気なスタンダード口座について、概要から向いている手法までを詳しく解説していきます。
XMでは、4タイプの口座が提供されています。
それぞれの口座の違いは以下の通りです。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|---|
最低取引数量 | 1000通貨 | 1通貨 | 1000通貨 | 1000通貨 |
最大取引数量 | 500万通貨 | 10万通貨 | 500万通貨 | 500万通貨 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 往復10ドル |
最低入金金額 | 500円 | 500円 | 500円 | 1万円 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
スタンダード口座は、取引手数料無料のSTP口座に分類されます。
マイクロ口座も同じSTP口座ですが、取引する通貨数の量に違いがある仕組みです。
スタンダード口座は最低1000通貨、マイクロ口座は最低1通貨で取引ができますが、1通貨ではほとんど利益が出ないと考えていいでしょう。
また、XMでは最大1000倍のレバレッジがかけられる事から、10万通貨以上の取引も少額で行えます。
USD/JPYが115円だった場合、10万通貨の取引に必要な証拠金は13000円ほどです。
最低500円の入金も可能で、高額な利益を狙える事から、同スペックのマイクロ口座よりもスタンダード口座の人気の方が高いです。
FXで徹底した利益を追求したい方であれば、最初からスタンダード口座で口座開設をして取引をした方が良いと言えるでしょう。
少額高額どちらの取引にも対応できる高スペックの口座となっています。
スタンダード口座を作るには、口座開設時にスタンダード口座を選択しておく必要があります。
まだ口座をお持ちでない方は、口座開設方法の開設記事を読んで手続きを進めてみてください。
口座開設の途中で以下のような項目が表示されます。
先ほど紹介した3つの口座タイプが選択できるので、Standard(1ロット=100,00)を選択しておきましょう。
また、最初にマイクロ口座かゼロ口座を作ってしまった方でも安心です。
XMでは1つのアカウントで最大8口座まで保有ができます。
追加口座を作る際は、XM公式サイトの会員ページにログイン後に画面中央の「追加口座を開設する」をクリックしましょう。
次の画面で取引口座詳細が表示されるので、プラットフォームやレバレッジを任意で選択していきます。
中央にある口座タイプの項目でStandard(1ロット=100,00)を選択して、画面下の「リアル口座開設」をクリックすれば、スタンダード口座の開設が可能です。
最初に異なる口座タイプで開設してしまった方は、追加口座でスタンダード口座を作っておきましょう。
スタンダード口座のスペックは以下の通りです。
口座タイプ | スタンダード口座 |
---|---|
最低取引数量 | 1000通貨 |
最大取引数量 | 500万通貨 |
取引手数料 | 無料 |
最低入金金額 | 500円 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ボーナス | 適用 |
USD/JPYスプレッド | 1.6~1.8pips |
取引形態 | STPタイプ |
最大ポジション数 | 200ポジション |
ストップレベル | 0 |
自動売買 | 可能 |
両建て | 可能 |
スキャルピング | 可能 |
マージンコール | 50% |
ロスカット | 20% |
詳細を詳しく見ていきます。
FXは「大きなお金が必要」「少額ではできない」と考える方が多いです。
しかし、XMのスタンダード口座は最低500円の少額から開始できます。
500円では利益にならないと考えられがちですが、スタンダード口座の最大レバレッジは1000倍なので「500円×1000倍」で44万4000円分の証拠金でFXが始められるという事です。
国内FXでは最大25倍のレバレッジしかかけられないので、500円の入金では最大1万2500円分しか取引ができません。
XMのスタンダード口座は、少額で開始できるほか資金効率の良い取引をするのに最適な口座と言えるでしょう。
カード入金や銀行入金、オンラインウォレットなど、豊富な入金方法にも対応している点も魅力です。
同じXMのゼロ口座では、最低1万円が必要となるので、少額で始めたい方はスタンダード口座で始める事をおすすめします。
冒頭でも紹介したように、XMのスタンダード口座は、少額取引・大口取引の両方に適した口座です。
最低取引通貨量は1000通貨、最大取引通貨量は500万通貨とかなり幅広い点が特徴となっています。
ドル円115円だった場合を基準にして、必要となる証拠金を見てみましょう。
- 1000通貨(レバレッジ1倍)→115円×1000通貨=必要証拠金115,000円
- 1000通貨(レバレッジ1000倍)→115円×1000通貨÷1000倍=必要証拠金約150円
- 500万通貨(レバレッジ1倍)→115円×500万通貨=必要証拠金約5億7500万円
- 500万通貨(レバレッジ1000倍)→115円×500万通貨÷1000倍=必要証拠金約57.5万円
※厳密には口座資金が200万円を超えたところで、1000倍以下のレバレッジ制限がかかります。
必要証拠金は最低150円~5億円以上と、非常に幅広い事が分かります。
最低1000通貨をレバレッジを掛けない状態でも11万円ほどで取引できるので、それほど敷居は高いものではないと言えるでしょう。
また、最大500万通貨の取引では通常5億円ほどが必要ですが、レバレッジを掛ければそこまで大きな資金が必要ありません。
最大取引数量はFXの会社や口座タイプによって異なりますが、XMのスタンダード口座はかなり大きい方です。
最低取引数量の1000通貨は一般的な水準でありますが、高額の投資をしたい方には特に最適な口座タイプと言えるでしょう。
海外FXでは、取引手数料無料のSTP口座と手数料がかかるECN口座が提供されています。
- STP口座→手数料が無料の代わりにスプレッドが広め
- ECN口座→取引毎に手数料がかかるが、スプレッドが狭い
XMのスタンダード口座は、2つの口座でもSTP口座に分類されます。
そのため、スプレッドこそ若干広めですが、別途手数料がかかるという事はないです。
FXをする上で、取引毎に手数料がかかってしまうと、損益計算が大変になってしまいます。
XMのスタンダード口座は、取引毎の手数料はスプレッドのみとなるので、利益が出たところで決済をすればそのまま丸々自身の口座に付与される仕組みです。
手数料がかからないという取引のしやすさも、スタンダード口座が人気の要因と言えるでしょう。
ただし、スプレッドは若干広めではあるので注意が必要です。
- スタンダード口座(USD/JPY)→1.6~1.8pips
- ゼロ口座→(USD/JPY)→0.0~0.3pips
同じXMのゼロ口座と比べても圧倒的な差があります。
スキャルピング取引のような、短期間で頻繁に売買する取引スタイルには不向きと言えるでしょう。
あくまでも、スプレッド幅をカバーできるような値幅の荒い銘柄での取引や、長期間保有するデイトレードやスイングトレードに適しています。
XMのスタンダード口座は、取引制限が設けられていません。
スキャルピング | 可能 |
両建て | 可能 |
EAの利用 | 可能 |
他社では一部禁止されているような、上記の取引も全て公認されています。
一部の会社や口座タイプによっては、原則禁止や場合によっては公認というような曖昧表現をする海外FX業者もありますが、XMのスタンダード口座であれば何も気にしなくて良いと言えるでしょう。
ただし、両建てを行う場合のみ注意して下さい。
両建ては公認されていますが、これは同一口座のみで認められています。
仮に、XMでスタンダード口座とマイクロ口座の2つを保有しているとして、スタンダード口座ではロングのエントリー、マイクロ口座ではショートのエントリー(同じ銘柄)をしてしまうと、口座凍結や利益没収の対象となってしまいます。
これは、スタンダード口座を複数開設していた場合でも同じです。
両建て公認されているのは、同じスタンダード口座内のみであると覚えておきましょう。
XMのスタンダード口座は、豊富な銘柄を扱っている口座です。
口座タイプ | 取引可能商品数 |
---|---|
スタンダード口座 | 98通貨ペア |
ゼロ口座 | 56通貨ペア |
ゼロ口座では外国為替で56通貨ペアの取引ができますが、スタンダード口座では約100種類もの通貨を扱っています。
メジャー通貨はもちろん、マイナー通貨も豊富に扱っているので、幅広い銘柄で投資したい方に最適と言えるでしょう。
XMのスタンダード口座は、付与されるボーナスがお得であるといった特徴があります。
XMのボーナスキャンペーンをわかりやすく解説【2024年最新版】具体的にどのようなボーナスが提供されているのかを見ていきましょう。
口座開設ボーナスは、その名の通り新規口座開設で付与されるボーナスの事です。
XMでは新規口座開設をするだけで13000円のボーナスが付与されます。
ボーナスの13000円はそのまま出金する事はできないですが、取引に使って利益となれば出金可能なクレジットとして加算されます。
つまり、初回の取引は全くのノーリスクでできるという事です。
最大1000倍のレバレッジを掛ける事で、3000円のボーナスでも高額な利益が見込めるので、まずは口座開設後に取引をして増やしていきましょう。
新規口座開設ボーナスはスタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座の全てで適用されますが、1人1回までのボーナスで追加口座では付与されません。
XMでは、口座開設後の入金でもボーナスが加算されます。
入金額 | 適用ボーナス | 付与されるボーナス額 | 入金後残高 |
---|---|---|---|
$5 | 100%に対して$5 | $5.00 | $10.00 |
$500 | 100%に対して$500 | $500 | $1,000 |
$1,000 | 100%に対して$500+20% に対して$500 | $500 + $100 = $600 | $1,600 |
$2,000 | 100%に対して$500+20% に対して$1,500 | $500 + $300 = $800 | $2,800 |
$5,000 | 100%に対して$500+20% に対して$4,500 | $500 + $900 = $1400 | $6,400 |
$10,000 | 100%に対して$500+20% に対して$9,500 | $500 + $1900 = $2400 | $12,400 |
$20,000 | 100%に対して$500+20% に対して$19,500 | $500 + $3900 = $4400 | $24,400 |
$23,500 | 100%に対して$500+20%に対して$22,500 | $500 + $4500 = $5000 | $28,500 |
初回入金100%だけでなく、2回目以降も$4,500(約50万)上限に達するまで20%のボーナスが付与されます。
入金ボーナス制度はスタンダード口座とマイクロ口座に適用されるもので、ゼロ口座には付与されません。
初回は使いやすいスタンダード口座で口座開設をして入金すると良いでしょう。
スタンダード口座では、XMロイヤリティプログラムというボーナスも適用されます。(マイクロ口座も含む)
ロイヤリティプログラムは、取引をするたびに独自のXMP(ポイント)が付与され、貰ったボーナスは現金か取引証拠金に活かせるというものです。
XM独自の魅力的な制度と言えるでしょう。
ランク | ウェルカム | ゴールド | ダイアモンド | エリート |
---|---|---|---|---|
ランクアップ条件 | 無条件 | 総取引日数30日以上 | 総取引日数60日以上 | 総取引日数100日以上 |
付与されるボーナス量 (1ロットあたり) | 10XMP | 13XMP | 16XMP | 20XMP |
XMPを取引可能なボーナスに換算すると、10XMPで約3.3$(350円)ほどになります。
つまり最高ランクまで行けば、1ロットの取引をする度に700円ほどのキャッシュバックが貰えるのです。
スタンダード口座で何回も取引していると、トータルでは負け越しているのに、キャッシュバックで利益が出たという方も多い傾向にあります。
スタンダード口座を使い豊富なボーナスをゲットしましょう。
次は、スタンダード口座向けの取引手法について解説をしていきます。
スタンダード口座を使う際は、以下の2点の特徴に注目しておきましょう。
- スプレッドが広め
- XMPのキャッシュバックが多い
上記を活かしたうえでの手法を見ていきます。
まず紹介するのは、GMMAという複数の移動平均線を組み合わせた手法です。
- 短期線束→期間3、5、8、10、12、15の移動平均線
- 長期線束→期間30、35、40、45、50、60の移動平均線
それぞれを、色分けしてチャート上に表示させます。
上チャートは、短期線の6本を赤、長期線の6本を青色にして表示したものです。
時間足は、デイトレードであれば30分から1時間足、スイングトレードであれば4時から日足といった時間足で見ていくと良いでしょう。
まず、チャート上でレンジを組んで、ローソク足のサイズが小さくなっている事を確認します。
その後、GMMAの短期線と長期線の間に空間ができたところで、順張り方向へエントリーです。
強いトレンド方向へのエントリーをしていく仕組みとなります。
決済は、トレンドがひと段落してGMMAが再度交わってきたところが決済ポイントです。
しっかり交わっていない箇所で決済すると、その後のトレンド継続で獲得できるはずだった利益を獲れなくなる事もあるので注意しましょう。
スタンダード口座はゼロ口座に比べてスプレッドが広いので、上記のような大きなpipsが獲得できる手法が有効となります。
USD/JPYやEUR/USDのような値幅が小さい通貨ペアでも、デイトレードで30pipsほどの利益を目安にして行う事で、効率よく稼げる可能性がある人気のFX手法です。
次に紹介するのは、ボリンジャーバンドを使った手法です。
チャートの時間足はデイトレードであれば30分~1時間足、デイトレードであれば4時間~日足に設定をして準備をしておきましょう。
チャート上にはボリンジャーバンドのシグマを2.5にして挿入しておきます。
ボリンジャーバンドはバンド内に価格が収まる確率を示すインジのため、逆張りで有効と考える方が多いですが、実は順張り専用で作られたインジゲーターです。
バンドをローソク足がたどる仕組みを、バンドウォークと言いトレンドの順張りで有効とされています。
特性を活かして強いトレンドを狙っていきましょう。
まずは、相場の高安値圏でトレンド方向へのヒゲを長くつけたポイントを確認しましょう。
上チャートでは高値圏で上ヒゲを付けており、その後下落に繋がるサインであると仮定できます。
順調に下落を決めて、直近のラインを破ってきたところでエントリーをします。
通常のエントリーするロットが1ロットであれば、最初のポイントでは半分の0.5ロット(5割)ほど、もしくは0.7ロット(7割)ほどでエントリーすると良いです。
この時、複数のローソク足がバンドにタッチしている事も確認しておきましょう。
次は、再度ラインを抜けて、またバンドへのタッチを数回したところで残りのロットをエントリーしていきます。
このように、バンドウォークの形ができたところを見て、複数のポジションをエントリーしていくという方法です。
長いトレンドを狙うので、大きな値幅が獲得できるほか、取引回数が多い事によってXMPの獲得が見込めます。
ロット数の配分は自身で自由に決めて問題ないですが、必ず最初を多め、2回目以降を小さめのロットにするなど、徐々にロット数は落としていくと良いでしょう。
FXにおける有効な資金管理法である、ピラミッティングというベッティングシステムで、値幅が大きく見込める時のみ大きなロットで勝負をします。
トレンドで複数エントリーする際に有効となるほか、取引回数も稼げるのでXMのスタンダード口座でのトレードに適した手法と言えるでしょう。
次は、スタンダード口座に向かない手法を紹介します。
ここでは、前述した具体的な手法ではなく、スタンダード口座では使うと危険または思うように利益を出せない大まかな取引手法を解説していきます。
FXの短期売買手法であるスキャルピングは、エントリーしてから1分~10数分の間に決済をする手法と定義付けされています。
10分ほどのスキャルピングであれば問題ないですが、分単位でのスキャルピングはスタンダード口座での取引に適していません。
スタンダード口座はスプレッドが広く設定されている事もあり、分単位では思うように値幅が抜けない事もあるのです。
USD/JPYでは1.6pips~1.8pipsのスプレッドが付きますが、これは平均であり必ずしも固定されているわけではないと覚えておきましょう。
XMでは変動制スプレッドといって、流動性のないポイントになるとスプレッドが拡大してしまいます。
スキャルピングをする際に、スプレッドが拡大してしまうと圧倒的に不利な取引になってしまうので、極端に短い時間でのスキャルピングはしない方が良いです。
スタンダード口座では、レンジ相場の逆張り手法もおすすめできません。
レンジ相場の逆張り手法は、値幅が抜けにくいという特徴があります。
1時間足以上の長い時間足で分析した場は別ですが、分足を使ってレンジ相場の分析をすると、スプレッドの広いスタンダード口座では思うように利益が上げられないでしょう。
基本的には向いている手法で紹介したような、トレンド相場での順張りで1回の獲得pipsを大きくしていった方が効率的です。
為替相場はレンジの方が圧倒的に割合として多いので、XMPを稼ぐのに効率的と考えられがちですが、その分取引で見込める利益は小さくなってしまうので注意が必要となります。
XMのスタンダード口座では、経済指標を狙ったトレードが向いていません。
経済指標は必然的に流動性が少ない状態になるので、スプレッドも大きく拡大してしまいます。
ただでさえスプレッドの広いスタンダード口座では、指標時になるとスプレッドの拡大幅もかなり大きくなってしまうので、いくら指標で大きな値幅を付けたとしても、思うように利益を上げられません。
経済指標だけではなく、マーケットオープンの変動にも注意しましょう。
エントリーのチャンスが、16時頃のロンドンオープン前、22時分頃のニューヨークオープン前というような時間では、スプレッド拡大によって不利な状況でスタートしてしまいます。
基本的に相場の流動性が低下しているポイントでは焦って狙わずに、長期的な視点でトレードをする方が適している口座と言えるでしょう。
XMで最も人気なスタンダード口座ですが、多くのユーザーは複数の口座を保有している傾向です。
XMでは1つのアカウントで最大8つまで口座が保有できるので、最初はスタンダード口座、その後は取引スタイルに合わせて口座を作成すると良いでしょう。
口座タイプ | 活用例 |
---|---|
スタンダード口座 | 最初に開設してボーナスを活用した取引をする。 |
マイクロ口座 | 少額取引専用口座として活用する。 |
KIWAMI極口座 | スキャルピングやスワップフリーを活かした長期投資で活用する。 |
ゼロ口座 | 狭いスプレッドを活かしたスキャルピングで活用する。 |
上記のように、活用する方法は様々です。
まずは、スタンダード口座を開設してボーナスを受け取りましょう。
また、仮に間違えてスタンダード口座以外を開設した場合でも、アカウントがあればすぐ追加口座で作成可能です。
豊富な口座を使い分けて、快適なFX取引をXMで始めてみてください。
XMの追加口座・複数口座の作り方【スマホ・パソコン両対応】