XMでは、基本的に約定拒否が起こりません。
海外FX業者というと悪質な約定拒否を行っているイメージもあるかもしれませんが、XMに関しては総合的に高い約定力をトレーダーに提供しています。
XMが約定拒否を行わずに約定力の高さを保てていることには、国内FX業者とは異なるシステム的な理由が存在します。
このページでは、なぜXMの約定力が高く約定拒否が起こらないのかまとめたので、詳しく見ていきましょう。
結論から言うと、XMの約定拒否は普段のトレードではほとんど起こりません。
XMでは、約定率が99.98％となっていることを公言しています。
さらに1秒未満で約定した割合も99.35％なので、ほぼ全ての注文が1秒以内に注文価格で売買成立している、といえます。
実際、XMで5年以上取引してきて約定拒否になった経験は今までありません。
しかも、後述するスリッページが発生するとしても経済指標発表時と意図せず被ってしまった時など、特定の条件が揃った場合のみに限られます。
海外FX業者の中でも、XMは随一の約定力を誇っています。
XMの約定力がこれほど高い理由としては、以下の3つが挙げられます。
- NDD方式で注文処理を機械的かつスピーディに行っている
- マリー取引の採用で約定力を向上させている
- 大量の顧客がいて高い流動性が確保されている
理由を押さえておけば日頃から安心してトレードできるので、一つずつ詳しく説明していきます。
XMの約定力の高さは、NDD（ノン・ディーリングデスク）方式の採用が大きな理由として挙げられます。
FXでは大きく分けて2種類の発注方式があり、XMが採用しているのはNDD方式、国内FX業者の多くが採用しているのがDD（ディーリングデスク）方式です。
NDD方式では、トレーダーの注文を直接市場に流して結びつけます。
NDD方式はトレーダーにとって最も有利なレートで約定するようなシステムになっている上に、システムによって機械的に注文処理が行われるため、約定スピード・約定率ともに優れています。
一方DD方式は、FX業者のディーラーを介してトレーダーの注文を成立させる発注方式です。
ただしDD方式はトレーダーの利益が業者側の損失につながってしまうため、不利な注文が入った時に意図的に約定を拒否する可能性が考えられます。
NDD方式なら注文に業者が介入しないため、トレーダーが利益を出しても業者側の損失にはなりません。
DD方式は間にFX業者が入ることで低スプレッドを提供できるというメリットはあるものの、注文処理を行う際に間に人が入ることになるので、スピード面でもNDD方式に軍配が上がるでしょう。
マリー取引とは、トレーダー同士の同値の売買注文をマッチングさせる約定方法を指します。
通常、トレーダーの注文は市場に流れて取引相手を探すことになりますが、マリー取引では顧客同士の注文で売買を成立させます。
国内FX業者でいうなら相対取引や店頭取引（OTC）と同じで、注文を市場に流す前に約定するため、後述するスリッページが発生しません。
XMではマリー取引が成立する注文がなかった場合のみ、市場に注文を流すカバー取引に切り替えて全体的な約定力強化につなげています。
つまり、マリー取引とカバー取引の両方を効果的に活用することで約定力99.98％を実現しているのです。
マリー取引にも関係するポイントとして、XMは業界大手として大量の顧客を抱えていることも約定力の高さの理由として挙げられます。
顧客の注文同士をマッチングするマリー取引は、スリッページが発生しない大きなメリットがある約定方法です。
しかし、そもそもマリー取引を採用しているFX業者の利用者数が少なければ取引が成立しない、という弱点もあります。
その点、XMは日本での知名度が最も高く、世界でも1,000万以上の口座開設数を誇るため、流動性の高さは申し分ありません。
マリー取引を採用するなら、XMは一二を争う優位性を持ったFX業者といえるでしょう。
約定力が高いと、トレーダーは以下の2つのメリットが得られます。
- 約定拒否（リクオート）がほとんど発生しない
- スリッページが発生しにくい
メリットを知っておくことで約定力の高さをトレードに活かしやすくなるため、それぞれ詳しく確認していきましょう。
XMではリクオートとも呼ばれる約定拒否の発生について、「一切なし」をうたっています。
実はFX業者の中には低スプレッドの維持やスリッページの発生率を抑えるため、意図的に約定拒否を行っているケースがあります。
しかしXMは約定拒否が発生しないことに加え、執行率も100％なので、注文漏れが起こることはほとんど有り得ません。
もちろん、ネット回線など利用者側の取引環境によっては約定拒否が起こる可能性もあるものの、約定拒否はほぼ100％起こらないといえるでしょう。
約定力の高さは、そのまま利益の出しやすさに直結します。
約定拒否が頻発するような業者では思うようなポジションを持てず、利益を出すどころか損失ばかりかさんでいくリスクも高くなるため注意が必要です。
約定力の高さから得られる第一のメリットは、トレードの際にスリッページが起こりにくいという点です。
スリッページとは、価格が急激に変動する際に希望通りの価格で約定ができなくなる現象のことです。
想定していたよりも不利なポジションを取ってしまった場合、損益がプラスに転じるまでに時間がかかるだけでなく、スリッページなしで約定できていた時に比べて得られる利益も少なくなってしまいます。
ストップロスを入れていた場合にスリッページが発生すると、デメリットはさらに深刻です。
140円で買い注文を入れ、139円で損切りするよう設定していたとしても、スリッページによって損切りが138円までずれてしまうことが有り得ます。
特にスキャルピングなど、短時間で取引を繰り返すトレードスタイルではスリッページは死活問題となるでしょう。
XMでは基本的に約定拒否が発生しないことは、これまで説明してきた通りです。
とはいえ、XMでも利用者の設定や環境によっては約定拒否が起こる可能性は0とはいえません。
そこで、約定拒否を避けるためにユーザー側が対策できる3つのポイントについて解説していきます。
- スリッページの許容設定を変更しない
- 経済指標発表や要人発言があるタイミングは取引を控える
- XMが提供している無料VPSを利用する
スリッページの許容設定を変更して狭くしている場合は、万が一スリッページが発生した時に約定拒否となる可能性が高くなります。
マリー取引を採用しているXMではスリッページの発生確率自体が低いため、変更できるようになってもあえてスリッページの許容設定を狭くする必要性はそれほどありません。
特別な理由がない限り、スリッページの許容設定はデフォルトのままを推奨します。
経済指標発表や要人発言が重なる時間帯には取引しないことも、約定拒否を避けるためには大切です。
経済指標発表時などには上記画像のようにレートが急変し、価格変動の速さに追いつけずスリッページが発生することがあるため、事前にスケジュールをチェックしておきましょう。
自宅のネット回線の通信速度が出にくいなどの問題がある場合は、XMが提供している無料VPSの利用を検討することも選択肢のひとつです。
VPSとは、「Virtual Private Server（仮想専用サーバー）」のことです。
XMのサーバーはロンドンにあるため、日本との通信の際にはどうしても多少のラグは発生してしまいます。
それでも通常なら約定拒否は発生しませんが、利用者側のネット回線などトレード環境に不安があるようなら、VPSを使うことで改善する可能性があります。
XMでは毎月の口座残高1,000ドル以上、かつ5ロット以上の取引で無料VPSの利用が可能なので、条件はそれほど厳しくありません。
VPSはXMの取引サーバーに近い場所に設置されていて、ほぼ遅延なしで約定されるため、スキャルピングなどスピード感が必要なトレードスタイルには特におすすめです。
このページではXMで約定拒否が起こらない理由と、約定力が高い理由について詳しく解説しました。
結論として、XMなら約定率を気にすることなく、常に安定してトレードができます。
約定拒否が起こらないFX業者で取引を重ねていけば、着実にトレード経験を積めるとともに、トレードの上達にもつながります。
約定力は利益の出しやすさにも大きく影響するため、利用するFX業者を選ぶ際には必ず確認しましょう。
