XMは、海外FXで日本人人気No1のブローカーです。
そんなXMは変動制スプレッドを採用しているので、時間帯ごとや相場状況ごとのスプレッド拡大に注意しないといけません。

本記事では、「XMのスプレッドは時間帯によって変わるのか」というテーマで、相場状況や時間ごとのスプレッド動向を詳しく解説していきます。

XMのスプレッドは時間帯や相場状況で変動します。
XMは固定スプレッドではなく、変動制スプレッドを採用しているFXブローカーです。
平均すると、変動制の会社の方がスプレッドが狭い傾向です。
しかし、時間帯や相場状況によっては大きく広がってしまうので、うまく利益が出せない場合もあります。
特に、小さな値幅を狙うスキャルピングのような取引では、通常時のスプレッドで勝負をしないと利益率も悪くなってしまいます。
XMで取引をする際は、スプレッドの広がる時間や狭い時間、相場状況を把握したうえで取引スケジュールを立てるようにしましょう。
まずは、XMでスプレッドが広がる時間帯について紹介します。
スプレッドが広がる時間帯は主に以下の通りです。
- 深夜から早朝
- 昼から夕方の間
- 経済指標の前後
共通しているのは、市場参加者が少なく流動性が低下している時間帯です。
詳しく見ていきましょう。
深夜から早朝
深夜から早朝の時間帯は、XMでのスプレッドが広がりやすいです。
この時間帯は、為替相場に市場参加者が集まらない時間帯とも言えます。
日本時間の深夜(1時以降)は、ヨーロッパの市場参加者がいなくなるので、必然的に売買が少なくなってしまいます。
当然アジアやオセアニア市場も閉場しているので、為替市場にいるのはアメリカくらいです。
早朝になるとオセアニア市場が開場しますが、それまで市場参加者が少ない時間帯が続くため、スプレッドは拡大しやすいと覚えておきましょう。

また、上チャートのように平均値も大きく下がることから、短期取引に適していない時間帯と言えます。
昼から夕方の間
日本時間の昼から夕方の間は、流動性の低下によりスプレッドが拡大しやすい時間帯です。
昼から夕方の時間帯は、以下のような国が市場に参加しています。
- 日本を含むアジア市場
- オーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニア市場
上記の国は、世界的に見ると経済大国ではありますが、為替相場に流入する金額は少ない傾向です。
大きな変動が起きにくいという特徴から、流動性の低下につながります。
スプレッドも拡大しやすいので、短期トレードには適していない時間帯と言えるでしょう。
夕方になるとヨーロッパ市場が開場するので、流動性が一時的に大きくなります。
主要国の休場日
主要国が祝日などで休場の場合は、スプレッドが拡大しやすいです。
- 午前中から夕方→オーストラリアやオセアニアの休場
- 夕方以降→イギリスやヨーロッパ主要国の休場
- 夜→アメリカの休場
市場参加者の多い国での休場は、相場の流動性を低下させる要因となります。
特に、市場参加者の多いアメリカやイギリスの休場となれば、1日を通してスプレッドが拡大しやすいです。
また、クリスマスや年末年始など世界各国で休場が重なる場合は、いつも以上に広いスプッド提示となるので注意してください。
事前に主要国の祝日をチェックしておくことが重要です。
経済指標の前後
経済指標の前後もスプレッドが広がりやすい時間帯です。
経済指標の前は、投資家が取引を控える時間帯でもあり、流動性は低下する傾向にあります。
XMに限らず、FX会社ほとんどがスプレッドを広げて、その後の変動に耐えられるようにしています。
特に、注目度の高い以下のような指標時は注意しましょう。
- 米国雇用統計
- FOMC
- 各国の政策金利
- 各国のGDP発表
また、指標発表後もスプレッドが広がった状態になる傾向です。
相場が落ち着きだすと同時にもとに戻る場合が多いので、指標を狙う際はスプレッドの動向をチェックしておきましょう。
経済指標だけでなく、各国の選挙などの大きな相場変動が予測される時期は、一時的にスプレッドが拡大する場合もあります。
マーケットオープンや閉場の前後
マーケットオープンや、マーケットが閉場する際にもスプレッドが拡大しやすいです。
各国はそれぞれ時差があるので、市場の開場・閉場の時間がはっきり決まっています。
- ニューヨーク時間→21時~6時
- ロンドン時間→15時~24時
(※夏時間の場合)
特に、上記2つの市場時間は意識しておきましょう。
市場開場・閉場ともにスプレッドが広がり、一時的に価格が大きく変動するケースがあります。
中には、マーケットの開場・閉場の大きな値動きを狙うトレーダーもいますが、スプレッドの拡大によりうまく利益を出せないケースもあるので、上級者向きの取引方法と言えるでしょう。
次は、XMでスプレッドが狭まる時間帯を紹介していきます。
スプレッドが狭い時間=積極的に狙うべき取引しやすい時間帯ということです。
スプレッドが狭い時間を把握しておけば、トレードのスケジュールを立てやすいので、事前に押さえておきましょう。
午前9時から正午
午前9時から正午にかけては、XMでのスプレッドが狭めに提供されています。
日本時間での取引をしたい方は、積極的に狙っていい時間と言えるでしょう。
午前9時から正午は、オセアニア市場とアジア市場が重なる時間帯です。
ヨーロッパ・ニューヨーク時間ほどではないですが、市場は一時的に活発になると覚えておきましょう。
正午以降は徐々に市場参加者が減ってくるので、スプレッドも広がってくる傾向にあります。
また、朝から正午に発表される重要指標の際は例外となるので注意しましょう。
- 豪準備銀行政策金利
- NZ中央銀行政策金利
上記指標は、日本時間であったとしても大きく変動し、スプレッドも拡大しやすいです。
また、マイナー通貨ペアは極端にスプレッドが拡大しやすいので、メジャー通貨を狙った方が良いでしょう。
15時以降のロンドン時間
日本時間の15時になると、アジア市場・オセアニア市場が閉場します。
しかし、15時になるとロンドンを含むヨーロッパ市場が開場するため、相場変動が活発になりやすいです。
マーケットオープンを避ければスプレッドも縮小するので、取引をしやすい時間帯と言えるでしょう。
15時の開場は夏時間のみで、冬時間では16時の開場となるので注意してください。
また、夕方の時間でも以下の経済指標がある場合は指標の前後でスプレッドが拡大しやすくなります。
- 英GDP発表
- EU GDP発表
- EU消費者物価指数発表
- 英中銀政策金利
- ECB政策金利
イギリスとEUの重要指標を避けておけば、夕方はスプレッドが比較的狭い時間帯となります。
値動きも活発になるので、スキャルピングも積極的に狙っていくべき時間帯となるでしょう。
21時以降のニューヨーク時間
21時にはニューヨーク市場が開場して、値動きが活発になります。
また、21時から24時までは、ニューヨークとロンドン市場が重なる時間帯のため、1日で為替相場が最も動くタイミングと言っても過言ではないでしょう。
ただし、スプレッドが広がる時間帯で解説したように、ロンドン市場が閉場してしまうと、一気にスプレッドが広がりやすい時間帯を迎えることになります。
あくまでも、アメリカ・イギリスの参加者が被る時間のみが流動性の高い時間と覚えておきましょう。
ただし、この時間帯でも、米国の重要指標があればスプレッドは広がりやすいので注意してください。
ヨーロッパの要人発言も上記の時間帯に発表される傾向にあります。
スプレッドの広がる時間・狭くなる時間について解説してきました。
上記の時間帯では、必ずスプレッドが拡大・縮小されるというわけではありません。
相場状況によっては、通常時でもスプレッドが拡大してしまう場合もあります。
そのため、スプレッドは取引前にチェックしておくのが賢明と言えるでしょう。
通常時であっても、スプレッドの拡大により資金効率が悪くなってしまうケースもあるので、拡大していると判断した場合は取引を避けるなどの対処を行いましょう。

XMは、他のFX会社に比べてスプレッドの広い会社ですが、XMP(ポイント制度)により、トータルコストは極端に抑えられるブローカーです。
取引をすればするほど、お得にポイントを稼げるので、スプレッドの狭い時間帯を意識して積極的に取引をしていきましょう。