この記事では、XMで税金対策をする方法についてまとめています。
FXで利益が出ると税金を支払う義務が生じます。
嬉しい悲鳴ですが、できるだけ節税したいですよね。
そこで、今回はXMで節税をするための税金対策をご紹介します。
- XMで税金を支払うタイミング
- XMで税金対策をする方法
では、XMの税金対策について詳しくみていきましょう。
FXをしている人は、1月1日~12月31日の1年間分の利益を集計して確定申告をする必要があります。
税金を支払わなければいけない利益額は雇用形態により違いますので、自分がいくらから税金を支払わなければいけないのか知っておく必要がありますね。
確定申告が必要になる所得金額は、自分が給与所得者か日給与所得者かによって決まります。
所得とはXMの利益から必要経費を差し引いた金額の事です。
税金の計算の際に必要になりますので、FX関連で購入した物品などの領収書やレシートは必ずとっておきましょう。
XMでは口座開設時や入金時にボーナスが付与され、口座によっては取引ごとにXMPポイントがもらえます。
このボーナスやポイントを利益として計算する人がいますが、ボーナスやポイントは利益ではありませんので所得にはなりません。
FXをよく知らない税理士さんが誤って利益として計上してしまった事例などもありますので、人に税金の計算をお願いしている人は注意してください。
また、XMPポイントはXM内で使えるクレジットか現金に交換する事ができます。
交換する際に現金化してしまうと利益となりますので覚えておきましょう。
XMではポジションを決済した時点で利益が確定してしまいます。
税金対策として『出金しなければ良い』と考えている方が稀にいますが、それは間違いです。
未出金でも課税対象となりますので注意しましょう。
ここからは税金を減らすための具体的な税金対策をご紹介します。
XMでFXをする為に購入した机やパソコンなどは必要経費として利益から差し引く事ができます。
あくまでもFXで取引をする為に必要なものでなければいけませんが、案外経費にできるものは多く存在します。
- FXの取引手数料
- インターネットのサーバーやVPS代
- 自動売買ソフト(EA)の代金
- パソコンやモニター
- 書籍代やnoteなどの教材代
- FXのセミナー代や交通費
- 新聞代
- 固定電話料金や携帯電話料金
- 家賃
- 光熱費
パソコンやサーバー代などはパッと思いつくと思いますが、実は私用で使っている携帯電話や家賃なども必要経費として計上可能です。
しかし、私用で使っているものに関してはFXの為に使用している時間や割合の分だけが必要経費となりますので人それぞれ計算方法が異なります。
自宅のリビングだけでFXの取引をしているのであれば家賃の四分の一だけ経費として計上するっという感じです。
細かく必要経費を出すのは面倒かもしれませんが、XMの税金対策のためにしっかり計上してください。
また、FXの取引手数料も必要経費に含まれますので忘れずに必要経費に含めましょう。
よくわからない場合は専門家に相談する事をおすすめします。
XMを含む海外FXでの利益は総合課税の雑所得です。
この総合課税の雑所得は他の雑所得と合わせて損益通算する事ができます。
XMで利益が150万円出ていても、他の海外FXで135万円の損失が出ている場合、損益通算をする事で雑所得が15万円になります。
給与所得者の方であれば給与所得以外の所得が20万円以上の時に確定申告をするので、このような場合は確定申告の必要はありません。
国内FXと海外FXは損益通算できない
国内FXと海外FXは税金の分類が違うため損益通算ができません。
このように、国内FXは申告分離課税となり税率は一律になります。
同じだと思って損益通算してしまうと後で困る事になりますので間違えないようにしてください。
冒頭でもお伝えした通り、XMの税金を計算する期間は1月1日~12月31日の1年間です。
もし、12月末時点で含み益がある場合は税金対策の為にポジションを持ち越す事も検討してみてください。
XMは総合課税の雑所得という分類ですので利益が多くなれば多くなるほど税金も増えます。
以下の画像を見てください。
雑所得に対して課税される税金を表しています。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
すでにXMの利益が550万円あって、12月末時点で含み益がない場合は、どんなに頑張っても税率を10%に持っていくことは難しいと思います。
しかし、12月末時点で確定している利益が320万円で20万円の含み益があったらどうでしょう?
もし自分がこの状況になったら翌年の1月にポジションを持ち越します。
理由は、ポジションを決済するまでは利益として課税対象にならないからです。
このように雑所得が20万円増えた事によって税金が10%もあがってしまいます。
もし、12月末時点で自分の利益額が税率の境目の時は、このような知恵を使って税金対策をすると良いでしょう。
これは非給与所得者の方の税金対策になりますが、『青色申告』で確定申告をする事をおすすめします。
青色申告をする事で最大65万円の特別控除をうける事が可能になるからです。
青色申告は申告を行う年の3月15日までに税務署に申告しないといけませんので申告忘れがないように注意しましょう。
利益が大きくなってきた人は是非法人化を検討してみてください。
※現在、XMの法人口座の受付は停止されています。
法人化を検討するタイミングは年間の利益が1,000万円を達成しているかが目安です。
個人口座 | 法人口座 | |
---|---|---|
税金の種類 | 所得税(累進課税) | 法人税 |
税率 | 5~45%+住民税10% | 15~23.2%+法人事業税や法人住民税 |
個人も法人も所得税を納めないといけないのですが、法人は個人に比べて税金の増え方が緩やかになっています。
上限も個人が45%なのに対し、法人は23.2%ですので、大きく稼ぐ人にとっては法人の方がメリットが大きいでしょう。
注意してほしいのが、最低税率に関してです。
個人は5%に対し、法人は15%になっていますので、利益が少ない人は法人化するメリットはありません。
また、法人の場合は損失を繰り越すことができるので、その点も個人より税金面で有利になっています。
ここまで、XMの税金対策についてお伝えしてきました。
参考にして、自分ができる税金対策からはじめてみてくださいね